おふろだいすき
おすすめ度:★★★☆☆
対象年齢:2歳くらいからか。
おふろだいすき
松岡享子さんの絵本である。
私も子供のころから読み聞かせしてもらっていた。
うちの子供はお風呂が嫌いになってきたようだ。
頭を洗うのが嫌いで、毎回大泣きしてします。
そこで、私の親がお風呂嫌いを克服させるために、私に読み聞かせをしてくれていたというこの絵本を自分の子供にも試してみた。
今のところ効果はなさそうだった。
絵本は文字が多いので内容を理解するには0歳では到底無理だ。
しかし、子供本人はこの絵本が大好きなようで本棚からすぐ引っ張りだしてくる。
問題なのは、紙が大きいのですぐ破られてしまう。
楽しそうにいろいろな動物を指さして声を上げている。
理解できるようになったらお風呂が大好きになるのかもしれない。
成長に期待したいところである。
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いないいないばあ
おすすめ度:★★★★★
対象年齢:0歳から読める。
いないいないばあ。
松谷みよこさんの昔から有名な絵本である。
やはり有名なのには理由があったようだ。
息子は、3~5か月ころは特にこの絵本に対して反応もなく、
なぜ有名なのだろうと疑問を持っていた。
ところが、1っ歳に近づくにつれこの絵本に対する反応が良くなってきた。
この絵本のページを自分でめくり、「ばあ!」と自分で言うようになったのだ。
すると、日常のやり取りの中でも、カーテンに隠れて自分から「いないいないばあ」をするなど、大きな変化が見られた。
有名なのには理由があるわけだ。
絵本というものにはすごい力があるようだ。
1冊をしっかり読み聞かせさせるというのも非常に重要なことなのだと感じた。
このような絵本を探していきたい。
だるまさんの
おすすめ度:★★★★★
対象年齢:0歳から1歳。
だるまさんの。
この絵本は、かがくいひろしさんの作品である。
同じシリーズが何冊かあるようである。
かわいらしいだるまさんの絵本である。
子供にこの絵本を読み聞かせると、非常に喜んだことからこの絵本を紹介しようと思った。
この絵本をオーバーな感じで「だ る ま さ ん の」と読み、
ページめくって、「〇〇」と読むと、子供がキャッキャと笑ってくれた。
注意を向けるときや、泣き止ませるのにとても便利であるし、2か月くらいまだ飽きていないようである。
はじめてであう すうがくの絵本2
おすすめ度:★★★★★
対象年齢:0歳からでも使えるが2,3歳が適切か。
はじめてであう すうがくの絵本2。
この絵本は、以前紹介した安野光雅さんのものである。
3巻構成の2巻目である。
「すうがく」と書いてあることから難しそうなイメージを持たれるかもしれないが、そんなことはない。数学的な考え方というものが、生活に如何に役立っているのかをあらためて実感させてくれる絵本である。子供が数学を勉強する意味について尋ねてきた際、役立つ答えを提供してくれるかもしれない。
さて、内容についてだがこの絵本はページ数が100ページ近い。
しかし、内容はテーマごとに記載されているため、いろいろな内容の絵本の集合体と考えると良いかもしれない。すると一冊で、絵本数冊分の価値があるともいえる。
AIが発展しつつある世の中で、数学ができることは圧倒的に有利である。子供の内からいろいろな数学に触れさせて苦手意識を取り除いてあげることが良いかもしれない。かといって嫌いにさせては意味がない。大人も数学を楽しいと思う必要がある。そのために無味乾燥に思える数学の専門書を開いて子供に示すより、このような絵本で子供と一緒に考えてみるのは良いかもしれない。
この絵本には答えがないからよろしくないというレビューを見たことがある。しかし、理屈が通っていればそれで答えとして十分なのではないだろうか。数学は答えが一つしかないといった考えは正しいものではないと思う。考えるプロセスこそが数学のだいご味ではないだろうか。一緒に考え想像力を膨らませたい。
私は、子供と一緒に数学オリンピックの問題を解くのが夢である。
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はじめてであう すうがくの絵本 1
おすすめ度:★★★★★
対象年齢:0歳からでも使えるが2,3歳が適切か。
はじめてであう すうがくの絵本1。
この絵本は、以前紹介した安野光雅さんのものである。
3巻構成の1巻目である。
「すうがく」と書いてあることから難しそうなイメージを持たれるかもしれないが、そんなことはない。数学的な考え方というものが、生活に如何に役立っているのかをあらためて実感させてくれる絵本である。子供が数学を勉強する意味について尋ねてきた際、役立つ答えを提供してくれるかもしれない。
さて、内容についてだがこの絵本はページ数が100ページ近い。
しかし、内容はテーマごとに記載されているため、いろいろな内容の絵本の集合体と考えると良いかもしれない。すると一冊で、絵本数冊分の価値があるともいえる。
最初のデータは「なかまはずれ」と題し、様々な動物や果物などのきれいな絵が描いてある。このため、0歳の赤ちゃんでも使えるかもしれない。いわゆるフラッシュカード的な使用である。「なかまはずれ」とは、複数の絵の中から異なるものを見つけるというものだ。例えば、4足方向の動物たちの中で、一つだけ2足歩行の動物がいるというようなものだ。このような絵本はほかにもありそうであり、どこが数学なのだ?と疑問に思われるかもしれない。しかし、これは「集合」という分野でとても重要なものの考え方だ。ある条件もみたすものの集まりから、その条件を満たさないものを見つけるというのが、「なかまはずれ」の言い換えである。そして、絵本の絵の中では、いろいろな条件を子供自ら考えて独自の「なかまはずれ」を行うことができる。理屈が合っていれば正解は一つではないのである。数学とはこういう考え方を重要視している。子供のころから「答えは一つではない」ということを身をもって理解してれば、学校教育の理不尽な〇×にも耐えられるような心が育つかもしれない。
他にも、数字とA,B,C等の文字の組み合わせから位置を決定するようなテーマもある。これは、映画館でどこの座席に座るか等の場面に役立つ。こういうことも数学なのだ。中学校で学ぶ座標というものだ。
他にも、ものを比べるといった不等式を思い起こさせるテーマや、もっと広げれば順序数といったことも背景になる。
このように、数学は生活の役に立つことがいろいろと書いてある。
大人でも楽しめる本である。
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子供が数学に興味を持ってくれた場合や、親自身が数学に興味を持ってしまった場合、以下の本が役立つだろうし、面白いのでお勧めしたい。
「数学ガール」というシリーズものである。
色々なテーマのものがあるが、今回は、「はじめてであうすうがくの絵本1」の内容に関連がありそうなものを紹介する。
他にもあるが、楽しそうなものを読めのが一番だ。
秘密ノートというのは、単なる数学ガールのシリーズより簡単目の本である。
そうたいせいりろん
おすすめ度:★★★★☆
対象年齢:0歳からでも読める。
絵本なのに相対性理論(そうたいせいりろん)!?
アメリカでfor babiesのシリーズ絵本として発行されたものを、東大の村山さんが翻訳したものだ。
中学生や高校生でも分かる相対性理論という本はよくある。これは特殊相対性理論の説明であることが大半だ。しかし、なんとこの絵本は一般相対性理論を説明している。
絵本の中で使用される図は、よくある一般相対性理論の専門書で最初の方に使われるものと同じである。時空の曲がりを表現するには、まあこの図しかないのかなとは思うがもう少し工夫があっても良いのではと感じる。かといって代替案は浮かばないが。しかし、直感的な理解は十分であろう。
このため、相対性理論なんてちっとも分からないという親でも問題なく読み聞かせはできると思う。もちろん大学物理をきちんと学んだ親が読み聞かせる方が子供のためになることは多いかもしれないが、最近流行りの「あかあかくろくろ」のようなメリハリある色使いをしているので、そのような絵品としての利用も可能だと思う。
なんにせよ、赤ちゃんのうちから相対性理論という言葉を知るということが最重要だ。
これだけでどれだけ知見が広がることだろうか。
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